ゾンビ

 久々に2日続けて映画を観た。今日は渋谷まで遠征し、ヒューマントラストシネマ渋谷にて「ゾンビ」を鑑賞した。原題は「Dawn of the Dead」、1979年に日本で公開された作品だ。

 この作品をパロディにしたイギリス映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」を幸運にも今年の春、映画館で観ることが出来たが、オリジナルの作品は未見だったので、今回、ようやくみることが出来た。既にミラ・ジョヴォヴィッチ主演のバイオハザードシリーズやメイズランナーシリーズでゾンビは欠かせないホラー・キャラクターであるが、やはり映画好きとしては尊敬の意もあり、いつか映画館で鑑賞したいと思っていた映画好き垂涎の作品だ。

 そういえば、ここ数年はアメリカのテレビドラマ「ウォーキング・デッド」の影響か、ゾンビ映画の新作を年に1度は観ているような気がする。去年、邦画でもゾンビ映画をモチーフとしたコメディ作品「カメラを止めるな!」が大ヒットしたし、2016年にも大泉洋主演のゾンビ映画「アイアムアヒーロー」もなかなかのヒットであった。

 内容であるが、やはり初期のゾンビなのでゾンビ自体の雑さや、ホラー映画にもかかわらずちょっとしたコメディパートがあるところなどが新鮮であった。また冒頭でゾンビに関する議論をテレビで戦わせているシーンなど、ゾンビを取り巻く背景が観客にもわかるようにストーリーを自然に導くあたりなど、なかなか親切な配慮があった。

(以下、ネタバレあり)映画はテレビ局のクルー達の疲れ切ったシーンから始まる。主人公のフランはテレビ局の女性カメラクルーで、ゾンビに関する報道をしていたが、恋人とヘリコプターに逃げ出すことに。そこに合流してきた警察の特殊部隊に勤務する2人の計4人でヘリコプターで行く当てもなく街を脱出した。ゾンビの巣窟と化した地方のショッピングモールをみつけ、拠点とすべくゾンビたちを駆逐していくが仲間に負傷者が出るものの、しばらく平穏に過ごしていた。しかし生き残っているギャング集団に見つかってしまい、奇襲攻撃を仕掛けられショッピングモールを襲撃される。フランの恋人はこの襲撃によりゾンビの餌食となりゾンビ化してしまう。どうにかギャング達を追い払うことには成功するが、ショッピングモールは既にゾンビに占領されてしまい、生き残ったフランと特殊部隊の隊員の2名だけで命からがらヘリで脱出するというストーリーであった。

 初期のゾンビ映画であるせいか、ゾンビ映画での定説(1人になったら危険、等)のいわゆるゾンビ映画あるあるを踏襲していないところなど、興味深いものがあった。近年のゾンビ映画がいかに洗練されてきたものであるのかを感じることが出来る、よい映画であった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です