暦の上では霜降。
最近ちっとも流浪しないタモリ倶楽部では今回もテレビ朝日のリハーサルスタジオで収録。
すっかりスタジオに飽き気味の我らがタモリ。右から星野源、左から松たか子が登場。今回は半年ぶりとなる空耳アワー。
ナレーターの渡辺美佐によると、休止期間中に届いた「空耳」の新ネタ投稿はネットとハガキを合わせて1万通。たまりにたまった新作をドドーンと発射。おまけに今回は過去のレジェンド作品も大放出の大盤振る舞い。
新作・名作大放出!!帰ってきちゃった空耳アワー復活祭
白髪多めのソラミミスト・安斎肇がテーブルの左端に鎮座。中心にはもちろん、タモリ。「誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かに聞こえる空耳アワーのお時間がやってまいりました」。
今日は助っ人として市川紗椰が登場。綺麗な人だが、空耳感は無い人選だ。おそらく本人も気付いているだろう。
まずは新作3連発。
ワイルドでいこう!/ステッペンウルフ 「Born to be wild」が「盆とビワ」。映像は投稿者の撮影。
ダークサイド/グライムス 「Eternal pain of my body」が「一張羅の前張り」。
ダーク・バレエ/マドンナ 「あやまる仕草も一級品」
「ダークサイド」「ダークバレエ」は共に東京都多摩市の阿部崇さん。休止期間中のハガキ投稿数はなんと572通。空耳が終わって欲しくないという使命感から、投稿し続けたのだそう。
タモリの評価は「盆とビワ」…てぬぐい、動画作品ということで、メガホンも。
「一張羅の前張り」「あやまる仕草も一級品」…耳かきに決定。
続いて新作が続々。
トゥサ/カロルG ニッキー・ミナージュ 「これパソコンて言うの」(¿Que pasa contigo?:スペイン語)
ウォーク・アウェイ/マット・モンロー 「奥へ置こう」(Walk away walk on)
ティ・ヴィレヴォ・デディカーレ/ロッコ・ハント 「ドタバタコメディー」
アイ・オブ・ザ・タイガー/サバイバー 「エビが浸かってる氷」(Had the guts got the glory) ※動画も投稿者。
「エビが浸かってる氷」は動画投稿なのでメガホンと耳かき。
「これパソコンて言うの」は大分県大分市の首藤春輝さんの作品で耳かき。
「奥へ置こう」は岡山県玉野市の相賀浩紀さん。こちらも耳かき。
「ドタバタコメディ」は石川県かほく市の森鼓さんの作品でタモリ曰く「めんどくさいから」ということで耳かきに決定。
ここで星野源が「空耳アワーの最初の投稿作品を観たい」と提案し、1992年7月3日の記念すべき第1作目を視聴することに。
シーズ・オブ・ラヴ/ティアーズ・フォー・フィアーズ 「母ちゃん許して」(High time we made a stand) 。埼玉県山崎薫さんの作品。
「ここから始まったんだねぇ」とタモリも感慨深げ。ここでソラミミスト・安斎が、この空耳放送後に、この曲が自動車のCMで使われ、車の宣伝のみならず、空耳の宣伝もしてくれたというビックリエピソードを披露。
ここら、10年区切りでレジェンド作品を大放出。
90年代 ワンカット作品が隆盛を極めたそう。
ミスター・ブラウンストーン/ガンズ・アンド・ローゼズ 「兄の位牌…ヤクザ」
スムーズ・クリミナル/マイケル・ジャクソン 「パン 茶 宿直」
アイ・ウォナ・ビー・ライク・ユー/ディズニーアニメ『ジャングルブック』「チンコすごい」
ベン、ベン、マリア/ジプシー・キングス 「あんたがた ほれ見やぁ 車ないか… こりゃまずいよ…」
00年代
リクープ・ジス/クーリオ 「いらっしゃいませ」
ウォークアバウト/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ 「読めない」
フラッシュのテーマ/クィーン 「ゴールじゃない」
チェスボクシンの闘い/ウータン・クラン 「ウソッ、釈放?」
更に、今回のレジェンド作品の中から大賞に選ばれた作品には、番組のオリジナルTシャツがプレゼントされることに。Tシャツのベースはソラミミストが作成することに。(本業はイラストレーター)
SUN部門(=お父さん、お母さん、等の「さん」の文字がつくもの)
ウィスパリング・プレイヤ/TLC 「おっさん おっさん おっさんか?おっさん えー、自分だと思う」
風変わりな少年/セルジュ・ゲーンズブール 「お客さんに嫌われるぞ」
スイム/フィッシュボーン 「おじいちゃ~ん!! ザッボーン!!」
ダミ声部門
チーク・トゥ・チーク/エラ・フィッツ・ジェラルド&ルイ・アームストロング 「できればスパゲティ」
ハイラーテ・ミッヒ/ラムシュタイン 「混ぜて飲んで」
ポルトガルの4月/ルイ・アームストロング 「あんさん、日本人…」
ここで次週に持ち越し。新作空耳も乞うご期待だ。