1945年8月22日、終戦の1週間後、我らがタモリは福岡で生まれた。
生まれてきてくれてありがとうございます、と私は毎年、8月22日に改めて思う。
タモリの事を意識したのはタモリの代表作「笑っていいとも!」において何等かの理由により同番組にてタモリが不在であったある日の1995年頃だ。
「森田一義アワー」という副題が付いているにも関わらず、当人がいない。
私にとっては大きな驚きであった。
ジェームス・ボンド役がいない007や、ゴジラの登場しないゴジラ映画なんて映画作品としてどうかと思う。
それが、笑っていいとも!にて平然と行われていた。
もちろん、司会進行役は週に5日も司会進行をしており、何からの理由で休むこともあるだろう。しかし、実際にそのような状況を目の当たりにし、私はしばし、タモリ不在の笑っていいともについて考えることになった。
そこで気が付いたのだ。タモリは非常に優れた司会者だということに。
当然のようにそこにあるものがある日、突然なくなってみて、その有難さに気付く。タモリはまさにそのような存在であった。
以来、私はタモリをエンタティナ―として尊敬し生きている。
タモリさん、お誕生日おめでとうございます。