マッチングアプリを利用してみた④

無職女は需要があるのか?

2度目のマッチングアプリのプロフィールには、自分の身の上が求職中であると明示した。

私は自分の正直さに清々しさを覚え、悦に入っていた。

反面、流石に無職の女に興味のある男性などそうそういないだろうと思っていた。

しかしである。

男性からのメッセージが1通、また1通と届くではないか。

ありがたいことに50歳を目前とした無職の女でもマッチングアプリ界においては、需要がゼロでは無いことがわかった。

はじめは「お前ら、大丈夫か?」「気は確かか?」とパソコンに向かって一々ツッコんでいたが、意外な程メッセージが届くため姿勢を正し、ありがたく返信メッセージを送ることにした。

続かないメッセージのラリー

返信メッセージを作成している最中でも新しいメッセージが届くのに少々面食らったが、ひとまず興味を持ってくれた事への感謝を各メッセージに対して返信した。

こうしてメッセージのラリーが始まったのであるが、知らない人とメッセージの往復を続けるのはそれほど容易な事では無いと気づいた。

タメ口問題

まずは、見ず知らずの相手に対してタメ口でメッセージを送ってくる方々に面食らった。

そのフランクさ、アメリカ生活が長いのか!? などとツッコみつつ、こちらからは丁重な当たり障りの無い丁寧語で返す。

その返信にもやはりタメ口なのだ。

このような方と私の価値観は基本的な所で異なるような気もし、返信する気も失せてしまい、見なかったこと、いわゆる「既読スルー」として放置することになった。

日記風のメッセージ問題

夕食は自宅近くのスーパーでのり弁を買って食べてお腹いっぱい☆だの、今日は自転車で通勤しました☆だの、聞いても無い事を詳細に報告してくる方もいた。

既読感がある内容だと思っていたら、芸能人のどうでもよい日常が綴られたクソ面白くないブログそっくりであった。

もしかしたら、あの方々は芸能人であったのかもしれない。

このようなメッセージも読んで脱力してしまい、既読スルーすることになった。

初っ端からラインのID問題

挨拶程度のメッセージにも関わらず、聞いてもいないラインIDを送ってくる男性もいた。

どんだけ自分に自信あんねん!と、驚きのあまり、関西人でも無いのに関西風のツッコみをしてしまった。

当然、このような方々も既読スルーとした。

これらの事象は一定数発生したので、おそらくマッチングアプリあるあるなのだろう。

⑤に続く

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