タモリ倶楽部2020年10月2日放送回

アメリカ合衆国のトランプ大統領が新型コロナウィルスに感染した。

コロナ禍の日本において相変わらずロケを憚るタモリ倶楽部。先週に引き続き、鉄道企画だ。

鉄道持ち込み企画・後編と題し、クリアパネルで仕切られた席に着席するタモリをはじめとするタモリ電車クラブの面々、土屋礼央、市川紗椰、伊藤壮吾、南田裕介。鉄道好きの演歌歌手、徳永ゆうき。徳永はタモリ電車クラブの会員ではないため、今回の収録で会員になれるのか?

渡辺美佐のナレーションで「タモリ電車クラブ持ち込み企画 俺の鉄ネタ 後編」。

徳永の紹介する企画は「ロケーション パネル クイズ」。「撮り鉄」である徳永がこれまでに撮影してきた枚数はなんと3万枚。撮りためた鉄道写真からロケ地をクイズ形式で当てるもの。ここで全員から「自分の自慢を当てさせる」と総ツッコミをくらう。

しかし、「楽しんで頂けるようにこういうパネルも用意してまして」とパネルを取り出す。パネルは九つに仕切られ、地域の大まかなジャンル「東京・首都圏・ローカル」に分かれ、難易度によって点数が高くなり、1点から最高点15点が表示されている。

「東京6」を選択し、暗闇の中に「回送」の表示がされた電車の写真に、伊藤が「小田急線の成城学園前駅」とあっさり正解を出す。ポイントを解説すると、①ロマンスカー、②地下駅なので駅が限られている、③このアングルだと成城学園前、ここから正解を導き出したという。「壮吾くんに答えられてくやしいな」と徳永。

次は伊藤が「首都圏4」を選択。ホームの両脇に対照的に停車する電車が美しい。そこへ再び伊藤が手を挙げ「相鉄線海老名駅」とまたもやあっさり回答し、更にくやしがる徳永。

折角なので、一番難しい問題「首都圏15」を選択。土屋は「一駅めですよね」に「やめてもらっていいですか」と不満げな徳永。南田も「有名な駅ですか?下、降りると…」と質問。ここでタモリが「鶴見線国道駅」と回答し正解。なんとこの駅で、徳永は初めてのタモリ倶楽部ロケに参加したそう。とはいえ、鉄道マニアへの出題の精度としてはあまり高くなかったようで、「残尿感が残る」とタモリ評。

「簡単なのも」ということで、「ローカル1」を選択。山を背景に向かってくる古い電車がノスタルジックだ。「開聞岳(かいもんだけ)ですね」「最南端」と既に地理を特定。ここで南田は答えがわかっているが、土屋曰く「(徳永が)答えにくい雰囲気を出している」と苦言。無理やり盛り上げる南田が挙手し、「指宿線西大山!」と回答し見事正解。「当てずに鑑賞してたいよね。写真はいいよね」とタモリの意見に微妙な徳永。

トリは南田。「コンテナポーカー」なる企画。貨物列車のひとつの車両に5つまでコンテナが積める。このコンテナをトランプに見立てるというもの。語呂もいいと評判は上々だ。

ゲールのルールは同じコンテナが二つ揃っていればワンペア20点、三つだとスリーカード30点、4カード40点、フルハウス35点、5つ全てのコンテナが同じであれば5カード50点といった具合。珍しいコンテナ、パロマのデザイン等、があればボーナスとして50点加算。空の貨車の場合、ひとつも揃っていない場合はブタとし0点。映像を見る前に車両を選択し、やってくる貨物列車の映像を見守る。

2両目を選択した徳永は4カードで40点獲得。

4両目を選択した市川は一見ペアがあるようにも見えるが、コンテナのロゴ「JOT]の色が異なるためペアとは認められず。とはいえ、19型のコンテナが2つみえるためワンペアであるが、よくみるとコンテナの形が異なっており厳密にはペアでは無い事が判明し「上級者はブタ」という南田の一言により「私、ブタでいいです」ということで市川は0点。

5両目の伊藤はツーペアと思われたがよく見るとコンテナのロゴの位置が揃っていないため、ワンペアに。意外と揃わないコンテナに「厳しいな」の声も。

7両目、タモリの車両では3つが同じコンテナとなりスリーカードで30点。

40点の徳永が優勝。ここで南田より実は8両目が高得点の狙える記念コンテナが入っていたと追加情報。「俺、7か8迷ったんだよ」とタモリ。市川は「麻雀でも(このゲームが)できますよね」に一同納得。

ここで南田、二つ目のゲーム「鉄道ライブカメラダービー」を提案。なんだか昔、ヨルタモリでタモリがやっていたような企画だと思っていたが、それではなかった。ライブカメラが設置された地域を選択し、高い点数=電車の本数の少ない地域と低い点数=電車の本数の多い地域において、ライブカメラに映像を切り替え、5秒以内に電車が通過するか否かで得点を競うゲーム。

汐留2点、新宿駅3点、さいたま新都心駅8点、南福岡駅13点、鳥飼車両基地15点、京都プラザホテル65点、さった峠(静岡県)75点、河津川鉄橋(静岡県)185点、となる。

タイミングが大切なので、回答者みずからカメラの切り替え時間を指示する。

まずはタモリが鳥飼車両基地を選ぶが電車は通過せず0点。

市川は新宿を選択。電車が1本通過し、3点。

伊藤はさいたま新都心を選んだ伊藤は8点獲得。更に特急だったため、特急ボーナスの有無を南田に確認すると、「つけましょう!」と快諾し、5点追加となり13点獲得。

最高得点をとれば電車クラブ会員になれるかも?!とのことで京都プラザホテルで勝負に出るも、5秒以内に電車は通らず0点。

「2周目」と当然のように南田。そこで次は1分間としもう1ターンすることに。油井(ゆい)駅と興津(おきつ)駅の間にあるさった峠をタモリが選択。時刻表では15:07発のにさった峠を通過する電車を確認し、丁度収録時間と重なったため、カメラを切り替えるが電車は通過せず。

時刻表でダイヤを確認すると油井駅発の15:12があることがわかり、再度挑戦することに。今度は上り電車が無事通過でタモリが75点獲得。

これで企画は終了するが、徳永の電車クラブ会員についてどうなるかと問答が。

タモリは「持ち越しだな」と言うも、伊藤が「僕も当初は仮会員でした」の一言により、「じゃ、仮会員で」となり、「それは喜んでいいんですか?」とずうずうしい徳永の一言で番組は終了。

タモリ倶楽部2020年9月25日放送回

今週、北海道・旭岳では初雪を観測し、東京では冷たい雨が振った。

毎度お馴染み流浪の番組タモリ倶楽部は定番の鉄道企画。今日は白シャツに白パンツの装いで夏の抜けきらないタモリ。首からはタモリ電車クラブの会員証をぶら下げている。

コロナ禍において、電車に乗るロケも出来ずタモリ電車クラブも開店休業と話したところで左から土屋礼央が登場し、「タモリ電車クラブは通常運転」と豪語。

右からは市川紗椰、伊藤壮吾が登場し、自宅で出来る鉄道企画を考えてきたという。

「タモリ電車クラブ持ち込み企画 俺の鉄ネタ」と銘打ち、企画のプレゼンをし、実際に企画を行うことに。

ゲストはオープニングに登場した3人に加え、鉄道企画の立役者とも言える南田裕介と、最近見かける徳永ゆうき。ナレーションは渡辺美佐。

徳永ゆうきは車掌の制服らしき衣装を着用し、今にも出発進行!と言い出しそうな気配。オープニングも参加したかったと不満を漏らす。また、鉄道企画への出演が4回目にもかかわらずタモリ電車クラブの会員証を貰ってないと不満を連発。タモリからは「申請してないんじゃないの?」と言われ、「え、僕のミス?」と不安げな徳永。土屋が今日の活躍次第と言うと「そうだな」とタモリら一同納得。

最初にプレゼンを行う「始発」はレディーファーストで市川から。

「鉄道紙相撲 ボイ鉄場所」。

各鉄道会社のホームページから無料で電車のーパークラフトをダウンロードし、組み立て、土俵の上に置き戦わせるというもの。ペーパークラフトの再現度が非常に高く、ミニチュアの車両が非常に美しい。市川が相撲好きということもあり、相撲に着想を得た企画。ボイ鉄では声に反応する土俵を使用。

タモリが力士となる車両を選ぶ。相鉄ED11電気機関車を選択。パンタグラフの付属するえんじ色が美しい車両に歓喜する一同。

続いて伊藤壮吾がJR八高線E231系のカラフルな車両、徳永は水色の小田急ロマンスカーMSE(60000形)、最後に市川が大阪メトロ長堀鶴見緑地線80系を選択。

4両がトーナメント方式で対戦。

まずは伊藤の八高線VS徳永のロマンスカーの対戦。呼び出しなる役割を担うことになったタモリ。(呼び出し:相撲の勝敗の審判は行司が行うが、土俵上で扇子を広げて各力士を呼び上げる役割)呼び出しは姓ではなく、名で呼ばれるしきたりとなっており、今回の呼び出しは「一義」。

扇子を広げ、名を呼び上げる一義。「ひが~し~ 湯本おぉ~、に~し~ 高麗川ぁぁ~」と行き先を呼び上げる一義。行司役は南田。それぞれ思い思いのアナウンスで土俵を振動させ土俵上の車両が移動する。お互いに同じタイミングで土俵の外に車両が出てしまうことになり、ビデオ判定となった。軍配は八高線。決まり手は「塩すべり」。

続いての取り組みはタモリのED11VS長堀鶴見緑地線。ED11は大型車両だ。パンタグラフを髷に見立て、「髷が2本ある」と言い張るタモリ。流石は大型車両、なかなかの勝負であったが、途中、息切れしてしまい咳払いするタモリ、「これは疲れるね」。ED11が長堀鶴見緑地線をひっくり返し、決まり手は「浴びせ倒し」で勝利。

トーナメント方式の予定であったが、全員飽きてきたのか、優勝決定戦は開催しないことに。

次の企画は伊藤のプレゼン。東京メトロのポケット時刻表を使い、UNOに見立ててゲームを行う。

UNOとはカードの色や数字、記号が同じものを出していき、先に手札が無くなった方が勝つ。ポケット時刻表は路線・駅名・ナンバリングが同じものを出していく。

例えば、丸の内線霞ヶ関駅の時刻表であれば丸の内線と霞ヶ関駅を通るすべての路線の時刻表を出せる。(ちなみに霞ヶ関駅を通過するのは丸の内線と千代田線)駅のナンバリング(例:銀座線渋谷駅・・・G01)が同じ、「01」の時刻表も出せる。

各自3枚配り、手持ちのカードが早く無くなったら勝ちで、残り一枚となったら「ウノ」と叫ぶところを「終電」と叫ぶ。

土屋はゲームに参加せず、山から時刻表を引く。引いたのは丸の内線国会議事堂前。

国会議事堂と乗換駅の溜池山王駅と通る全ての線の時刻表を出せる。タモリ、伊藤と続いたが、徳永が出せる時刻表が無く、パスのことろを「パスモ」。タモリには「会員じゃないからだよ」といじられる。

その後次々、パスモとなり、タモリが勝利で終了したものの、ゲームにあまり満足感が無いそう。

最後は徳永ゆうきの持ち込み企画。「ミュージックホーン歌謡祭」

ミュージックホーンとはメロディー付の警笛。徳永が熱唱したミュージックホーンがどの車両かをクイズ形式で当てるもの。歌謡祭なのに一人しか歌わないの?と皆につっこまれる徳永。

ここで南田が歌謡祭ではないく、ミュージックホーンステーションでよいのでは、と提案。

一問めは徳永が熱唱したところで市川が「京王ライナー」と当て、二問めは「サフィール踊り子」で伊藤が正解。

しかしクイズはあまり盛り上がらず、番組冒頭で徳永が会員になれるかどうかは今日の活躍次第と言った手前、「今日は足りないかな」とタモリ評。

粘る徳永は「まだ企画はある」と食い下がるも「時間足りないな」とタモリ。

南田も「僕のプレゼンまだなんですけど」。

ここで来週も鉄道企画の後編へ続くことに。