バルトリン腺のう胞を摘出してみた⑤

前回の診察にて処方された「ゲンタシン軟膏0.1%」を切開した患部に塗り込むことになった。

ベッドの上に手鏡を置き、片足をベッドに乗せ、鏡の上で股を広げると、鏡の中に陰部が映る。

閉じている陰部のヒダを開くべく、太ももの内側から手を皮膚引っ張ると、バルトリン腺を切開した傷口が見える。

「穴の横の穴・・・」と我ながら品の無いセリフを鏡越しにつぶやく。

「穴の横の穴」に軟膏をつけた綿棒の先を突っ込む。意外に綿棒が奥に入らない!しかし、穴の奥まで入るようにじわじわと綿棒で攻める。

何、この異物感。耐えなければ。

朝晩、1週間、攻め続けた後、満を持してクリニックを再訪した。

どうやら腫れは引いたようだ。もう薬も塗らなくてよいとのこと。

ただし、傷口が擦れないようにとのアドバイス。

・・・ということは、しばらくはTバックのパンティは履けないのか?

股間に食い込むが、下着の線が透けないお役立ちアイテム、Tバックが履けないなんて・・・!

仕方あるまい。この夏は下着の線を見せつけてタイトなボトムを着るか。

股間に違和感が残るものの、バルトリン腺を切開した傷口はまだ塞がっておらず、そのうち塞がるそうだ。

この夏、パンティの線がくっきり見える中年女性が都内を歩いていたら、それは私かもしれません。

バルトリン腺のう胞を摘出してみた④

4月30日にバルトリン腺のう胞をレーザー治療での摘出手術をした後、2週間後に経過観察の為、クリニックを訪れた。

股を開き患部を見せると、先生から

「お薬ちゃんと塗ってますか?」と聞かれたので、言われたように朝晩、患部に綿棒で塗っていると伝えた。

今回もまた患部を鏡越しに見せられ、

「ここにね、袋があるんですけど、この中に塗ってますか?」

なんだって!傷口に綿棒の綿の部分がすっぽり入るくらいグリグリと入れて、薬を塗り込むだと?

や、やってなかった・・・・

私の患部は、まだ腫れが引いていない状態だそうだ。

きちんと薬を中まで塗り込んでいれば、腫れが引くとのこと。

というわけで、綿棒の先に薬をつけたものを傷口に突っ込んで塗り込む日々が始まった。

どうりで未だに患部に違和感があるはずだ。

来週、改めて報告したいと思う。

バルトリン腺のう胞を摘出してみた③

難易度の高い薬

軟膏はレーザー治療した傷口に塗り込む。

問題は膣内へ挿入する錠剤である。が、こちらも挿入方法について図解入りの説明書をもらった。

少し前かがみ気味に膝と腰を曲げ、指先に錠剤を乗せ、そのまま指の第2関節くらいまで膣の中に押し入れる、とある。

膣錠は、一旦挿入しても落ちてくることがあるので、寝る前に挿入するようにとのことであった。

翌日も経過診察の為、通院することになっている。

相変わらず痛みは無いが、股間になんとなく違和感があった。

傷口にはガーゼをサージカルテープで貼り付けられていたが、トイレに行った際に取り外してよいとのことであった。

手術後は、ガーゼに加えてクリニックでもらった生理用ナプキンをパンティにセットした。

その日の夜、パンティを脱ぎ、ナプキンを取り換えた。

ナプキンには真っ赤な血がついていた。

寝る前に膣錠を膣内に押し込み、軟膏を膣の周辺に塗った。

手術翌日の通院

再び路線を2つ乗り換え高輪白金へ向かった。

受付嬢たちは今日も美しい。

クリニックのカードを入口のコンピューターに押し込み、受付を済ませ、番号が呼ばれるのを待った。

患部を鏡で確認

昨日と同じ女医の前で股を開き、患部を見てもらう。

女医は慣れた風に患部を見る。

すると、突然、「薬ね、ここに塗ってくださいね」

と、股間を鏡越しに見せてきた。

初めての経験で少々面食らってしまった。

鏡の中にはレーザーで裂いたバルトリン腺であろう箇所が映っており、傷口には血がにじんでいた。

自分の股間ながらグロテスクだなと思った。

女医「ここにね、綿棒に軟膏をつけて塗ってください」

私「ど、どのくらいの期間、すればよいのですか?」

女医「ちょっとですよ。2週間くらい。2週間後にまた来てくださいね」

女医は新しいガーゼを患部にあて、サージカルテープで止めた。

それから1週間たち、毎日忘れずに薬も飲んだ。

飲み薬も膣錠もすっかり使い切って、現在は朝晩、軟膏を患部に塗っている。

股間は手鏡で患部を確認し、言われたとおりに綿棒で軟膏を塗る。

何度見てもグロテスクだが、患部からの出血は3日程で終わった。

締め付ける下着はやめた方がよいとの助言を頂いたので、Tバックもはいておらず、タイトなスキニージーンズも手術以降は着用していない。

完治したらまた履きたいところだ。

次回の経過観察にまた報告したいと思う。