タモリ倶楽部2020年10月16日放送回

パリでは新型コロナウィルス感染の第二波を防ぐべく夜間外出禁止が始まった。

毎度お馴染み流浪の番組タモリ倶楽部では「皮ごと食べられるバナナ」の出現により、古典ギャグ「バナナの皮すべり」が封印されてしまうのでは、という危機を回避する企画。

司会は東京03の飯塚悟志、皮滑りを体を張って実演する「スベり慣れた芸人」トム・ブラウン、ぺこぱ。ナレーションは渡辺美佐。

バナナの皮よりも滑る皮を探す、「今夜はスベリ放題 バナナの皮よりスベる皮 全部スベるまで帰れません」。

飯塚がバナナの皮で滑った経験を尋ねるも、「ないね」とあっさり答えるタモリ。

「バナナの皮を踏み滑る」実演をする飯塚に、中国語風のアテレコを行うタモリ。これこそまさに往年のギャグと令和コント師の夢のコラボレーション。そして盛大に転ぶ飯塚。

バナナの皮の滑りやすさを確認したところで、比較される12の食材を紹介。

ネギの青い部分、キウイの皮、りんごの皮、ホッケの皮、ケーキのフィルム、白菜の根元、マンゴーの皮、アボカドの皮、パイナップルの皮、出汁をとったあとの昆布、メロンの皮、のパネルが登場。

事前にスタッフがそれぞれの皮・食材に1キロの重りを乗せたものを板に乗せ、滑り始める角度を計測し、角度の値が小さいもの=滑りやすいもの、としてランキングをつけた。トム・ムラウンとぺこぱがバナナの皮以上に滑るものを予想し、実演するというもの。

12の食材の中で、バナナの滑りやすいランキングは第7位。バナナより滑りやすい6つの食材を当てる。

最初にぺこぱが選んだのは「アボカドの皮」。食材を食べ、滑るシチュエーションを設定し滑る。ここで突然タモリが「名倉に似てるな」とぺこぱの松陰寺に言い始める。名倉が東南アジア系のエキゾチックな容姿であるということで、東南アジアの畑泥棒を畑の持ち主が追いかけるというシチュエーションでアボカドの皮を滑ることに。結果は5位。

脂質が多く、皮が固いところから滑りやすいのでは、とのこと。

続いてぺこぱのシュウペイが選んだのはマンゴー。巨大化してゆくタモリから逃げるというシチュエーションでマンゴーの皮を滑る。これはなんと1位の滑りっぷり。

糖分と脂質が多いからではとのこと。

トム・ブラウンのみちおはケーキのフィルムを選択。

最近振られた彼女が向こうにいるという設定で「戻ってきてくれ!」と絶叫し滑るも、第8位でバナナ以下の結果に。

お次はトム・ブラウンの布川が選んだのはメロン。設定は髪ヘリコプターなる布川のオリジナルネタ(長髪の布川の髪がヘリコプターのように回転した体で着陸というもの)。順位は3位。

続いてぺこぱ松陰寺がキウイを選択。テレビ局に入ってくる体で滑る。こちらは第2位。

シュウペイはパイナップルを選択。クラウチングスタートで滑るも最低の12位。

トム・ブラウンみちおが選んだのはネギの青い部分。順位は4位にも関わらず、あまり滑らなかったのは、ネギを踏み外してしまったせいだ。

お次は布川が出汁を撮った後の昆布で滑る。シチュエーションは再び髪ヘリコプター。見た目もかなりぬるぬるしており、これでバナナより滑らなかったら芸能界を引退するとかなりどうでもいい引退宣言。順位は6位で引退は回避で番組は終了。