GO TO トラベル・キャンペーンに暗雲が立ち込める今日この頃。
毎度お馴染み、タモリ倶楽部では食品につけられた食感を表す「シズルワード」に着目し、世にあふれるシズルワードを紐解く企画。
ゲストは壇蜜、司会は麒麟の川島、ナレーションは渡辺美佐。
番組スタッフが調べたコンビニで見かけるシズルワードランキングを発表。
5位:サクッ、4位:ふんわり、3位:もちもち、2位:サクサク、そして堂々の1位は「しっとり」。
パン業界の老舗、神戸屋マーケティング部の笑瓶似の村瀬さんによると、「しっとり」はこの10年、パン業界でのパワーワードとなっているそう。神戸屋のパンだけでも17種に「しっとり」と名前がついたり、パッケージに印刷されている。水分を多く含んだしっとりした食感の商品が人気だ。
しかし、今や「しっとり」だけでは売れないので、「しっとり」に違う意味の言葉を加えて作っている。
続いてはヒット商品「東京ばな奈」やバームクーヘンショップ「ねんりんや」を手掛けるグレープストーンの企画開発担当、大野由貴子さんが登場。
タモリ曰く「最近のバームクーヘンは美味すぎるよね」。石田さんによると、「パサパサからしっとりへ、2000年代から革命的進化」があったそう。2005年頃から水分を多く含んだ商品を衛生的に包装する技術が向上し、洋菓子業界全体の品質が上がった。
今回、グレープストーンからスタジオにやってきたのは「モアモイストバーム もっとしっとり芽」。石田さん曰く、「英語として『モアモイスト』は誤り。本来であれば比較級は『モイスター』だが、響きにくいと感じ、文法としては誤っているが、響きやすい『モアモイスト』とした」。
スタジオで早速試食したところ、一同、しっとり感に納得。小麦粉に水分を蓄えるもち米を入れ、しっとり感を強めたのだそう。
ただし、「しっとり」は外国人にはピンと来ないのが悩み。しっとり、という言葉はあるが、食品に対して使われることがあまりないのだとか。
続いて、新食感の食品を食べてシズルワードを当てるコーナー。
相模屋「煮込んでおいしい絹厚揚げ」についているシズルワードを考える。
タモリ「チニュ」、壇蜜「ぷるっち」、川島「しんぷる」。
正解は「とろりん」。タモリ「とろりんじゃないねぇ」。
続いては練って食べるロッテ「ジェラートマルシェ安納芋」のシズルワードは?
タモリ「柔らかいねぇ」「芋の感じあるねぇ」選んだ答えは「ねっとり」で正解。
3問目はスイートガーデンからシュークリームにつけた商品名のシズルワードが問題に。これまでのシュークリームとは異なる外観に一同驚く。表面の弾力に「生後三か月の子どものほっぺと同じ感触でもちもち」。
タモリ「ふわとろ」、壇蜜「やわっぺ」。
正解は「ぽにょぽにょぽんよ」。語感の面白さもあり、このシズルワードが商品名に。
新たなシズルワードを生み出すコーナーに。
まずは壇蜜の故郷・秋田県の名物「ギバサ」。ギバサ(アカモクという海藻を細かくしたもの)はヌメリ成分(コフイダン)は免疫力を高めると言われ注目されている。壇蜜「とにかく細かく切って、三杯酢で和えて頂きます」。
箸で混ぜ、出た粘り気に喜ぶタモリ。「ごはんに掛けたいね」。
従来は「ねばねば」であったが、壇蜜「ヌルサック」。川島「ズボボ」。タモリ「にゅきり」。総合して「にゅっきり」に決定。
川島の地元・京都の名産「生麩」。ここで川島の故郷、宇治エピソードに。平等院が近所にあり、待ち合わせは平等院の前であったり、10硬貨はご当地コインだと思っていた幼少期であったそう。羨ましがるタモリはここから京都弁の話し方に。
生麩の従来のシズルワードは「もちもち」。タモリ「ぬんなり」。壇蜜「エアチズム」。川島「おふわりはん」。新たなシズルワードは「ぬんなり」に決定。
「えぇ勉強になりましたわ」と最後を京都弁でまとめるタモリであった。