タモリ倶楽部2020年8月7日放送回

新型コロナウィルスの陽性者の数なんて大して意味が無いのだから、共存していく指針を示したほうがいいと思う。

毎度お馴染み流浪の番組タモリ倶楽部はコロナ禍の為、自宅で過ごす事が多くなった現代社会の側面に着目。我らがタモリはアロハシャツに白いパンツ、足元はスニーカーという夏らしいカジュアルな装いで登場。

「家にいる人が増えてきて近所の騒音が気になる人が増えている…」と社会派の切り込みをしたところでハライチの澤部が、リモート収録で芸人達が自宅で大きな声を出し、近隣の方に迷惑をかけ、引っ越しをする羽目になった者もいるという昨今の事例を紹介。

ここに場違いな大声で「イェイイェイイェ~~イ」と入ってきたのはサンシャイン池崎。

澤部に「ちょっと静かにしてください」とたしなめられるも、「タモさ~~ん!初めまして」と言うや否や「空前絶後のサンシャイン ボコボコボコ い~け~ざ~き で~~す!」と短く挨拶。

今回は大声芸人vs防音室。ゲストは司会進行の澤部と大声サンプルとしてサンシャイン池崎。

「うるさいの嫌いだから」「だから、今日は、池崎さんを防音するから」と澤部とタモリに両断される池崎。

アクリルパネルをつかみ、しつこく「タモさ~ん!」と叫ぶも「うるさいって言ってるの!」と澤部。それに続き「お疲れさまでした」と池崎に一礼するタモリ。

ここで騒音によるご近所問題が多発し、防音室の需要が高まっているという渡辺美佐のナレーション。

今回は家庭で使える最高レベルの防音室がスタジオに集結し、芸能界一の大声芸人サンシャイン池崎と対決。防音室で空前絶後の絶叫をシャットアウトすることはできるのか?明日からお家で絶叫し放題!?サンシャイン池崎vs防音室。

2003年10月31日に使用して以来の大きなスタジオ、「テレビ朝日第二スタジオ」にて収録。澤部は大きなスタジオをタモリ倶楽部が借りられることに驚いた様子。タモリ曰く「17年に1度だね」。

池崎が大きく足を開き直立していると、タモリからは「東京タワーの真似してんの?」と流石のツッコミ。

マスクとフェイスガードがあっても大声を出すのに何の支障も無いと豪語する池崎の絶叫を騒音計で測定することに。池崎の近くだと耳が痛いので5m離れた状態で測定。澤部の「お願いします」を合図に「サンシャイン池崎イェ~~イ!」と絶叫する池崎。

一笑いも無いのを見て、「全くウケはしませんけど」と渋い顔の澤部。「何言ってるかわかんないよ」とタモリ。測定結果は90.6デシベル。これは犬の鳴き声と同じだそう。予想よりも大したこと無いという事実に一同笑い。

ここでタモリチャンスが池崎に到来。「犬の鳴き真似って出来る?」とタモリの問いに「もちろんです!」と答える池崎。四つん這いの体勢で「ワンワンワン!」と繰り返すも、澤部が計測器のスイッチを入れておらず計測されておらずガッカリの池崎。

そこへタモリが「犬の鳴き声って『ワンワン』じゃないからね」とタモリが手本を実演。そっちよりで行きますよと再び四つん這いになり改めて犬の鳴き声を出す池崎。

92.1デシベルで、やはり負け犬の遠吠えレベルとナレーションに言われる始末。

距離を確保しつつフェイスガードとマスクを外し防音室と対決する池崎。

最初に登場したのは簡易型の防音室「VERY-Q:ベリーク」。宮地商会の荒川さんによると、表面がフェルト生地で吸音がメインだという。音を吸音し、止めるという構造だそう。図解によると吸音フェルト・多孔質の吸音材・オリジナルの吸音材という構造になっているため、音を吸収し、外に響かないのだとか。楽器や声のレコーディングブースとしてよく使われているそう。

黙って説明を聞く池崎に「こういうとき、すっごい静か」とツッコむ澤部。「邪魔しちゃいけないのかなと思って」と素直な池崎。「タモさんとの間にガードが無くなったからあんま大きな声で喋っちゃ駄目なのかなって」と思いやりのある一面も。

話題は防音室に戻り、「VERY-Q VQP960 Boothset 」カスタム仕様は42万2,840円(税込)だそう。

「ちょっと見てもいいわけ?」とベリークの扉を開き、手を2.3拍叩き、「吸音がスゴイ」と納得するタモリ。スタジオで手を叩いてみせ、「残響があるでしょ。これが全く無い」と力説。

「僕クラスのに人が入ったことはあるんですか?」と何故か上から目線の池崎。「お前クラスって何だ?」と聞き逃さないタモリ。

ベリークに入る前に一叫びのリクエストがあり絶叫するも、タモリには何を言っているのかわからなかったようで、「叫ぶ前に今から何を言うのかを…今は何て言った?…いう前にこれを言いますと言って」と言われる池崎。そこで落ち着いて「僕はだいたい『サンシャイン池崎』とこれから言うと認識しておいてください」と説明。

「入るときに『サンシャ・IN』って言います」と言いつつ防音室に。

実際にベリークの中に入って絶叫すると無音にはならないものの、90.9デシベルから66.4デシベルに。荒川さん曰く無音にはならないが、家の外や隣の部屋に音が聞こえることは無いのだそう。「防音室に入ったこれくらいの音量の方が逆に面白い」と澤部の談。

池崎が防音室の中で叫び終え、「寂しい、シンプルに」と話す。

タモリに「自分の声が響かないから、意外とちっちゃいって思わない?」の問いに「めちゃくちゃ思いました。全然広がらない感じは確かにあります。なんか、スッて行く。吸い込まれていく感じはめちゃくちゃしました」と体感を説明。

次は防音っぷりをよりわかりやすくするため、池崎のシャウトの最中に防音室の扉を開閉してみることに。

今度は入るときにタモリに「サンシャ」と振られると何も答えないという駄目な池崎に業を煮やして「タモさんが言ってくれてるんだから反応しろよ!」澤部の檄が飛ぶ。「タモさんのおっきい声聞いたこと無いから、びっくりしちゃいまいした」と言い訳する池崎。「チャンス逃したな!」と澤部。

改めて防音室の中に入ろうとするとき、扉を開閉するスタッフに「ドアごと吹っ飛びますよ、気を付けてください」と池崎。ベリークの中でシャウト中、扉の開閉の度に声が大きくなったり小さくなったりし、これだと面白いと一同爆笑。

続いては白色が眩しい窓付きの防音室、ヤマハ「アビテックス」。解説はヤマハの大山さん。主な材質は木製。

「調音パネル」というパーツが入っており、様々な高さに仕切られた溝が音の響きを整えるのだそう。音楽ホールをイメージすると、壁に凹凸があるが、それは凹凸の空間で音を整えるためにあるものだとか。タモリもここで「部屋の壁がデコボコしているほうが、残響が増えるんだよな」と豆知識を披露。スタジオの登場したのは「ヤマハ アビテックス セフィーネNS AMDC15C(Dr-40)143万円税込み)」。ベリークに比べて高額な為、一同驚くが、サイズも先ほどのベリークよりも一回り大きめということもあり即座に納得。

ここで池崎が「手強そうなのでちょっと本気出しますね」と左右の手首にはめていたリストバンドを擬音を交えながら外し、床に落としながら「2ト~~ン」と絶叫。タモリに「今、2個って言ったの?」と問われるも「2トンって言いました。わざわざ数は言わないです。重さです。見たらわかるんだから」と説明するも、澤部が「2個の方が面白い」とネタに駄目出し。

アビテックスの中に入り絶叫すると、測定結果はなんと57.6デシベルに。

叫び終え、アビテックスから出てきた疲れ気味の池崎に「お疲れさまでした」とねぎらうタモリと澤部。アビテックスの感想は、入った途端、外の音が聞こえなくなるが、ベリークと比べて音の響きがあるので、気持ちよく叫べるそう。

アビテックスではピアノ曲「エリーゼのために」と絶叫デュエットをすることに。

ここで大学時代にジャズサークルに入っていたことを明かす池崎。サックスを担当していたため、肺活量もあったと話すも、何故かここで「肺活量もありますにん」と噛み、ひといじり。

再びアビテックスの中に入り、扉の開閉をスタッフが行う。扉を長めに開けられると間が持たない池崎に笑う一同。

叫び終え、疲れが隠せない池崎に「サックスやってたの?」と興味を示すタモリ。「テナーサックスやってました。イェ~イってやってました」とよくわからないボケをする池崎。

最後に登場したのは「一人静:ひとりしずか」。解説は株式会社静科の社長・高橋さん。カットサンプルを持参。表面はアルミの繊維、中に入っているの発砲樹脂。音を熱エネルギーに変換して音が小さくなるという。不燃材で屋内外で使えるため、工場の防音壁に使われ、自動車の中、ヘリコプターで使用することあるそう。

音がどのくらい小さくなるのかを事前に見るため、一人静のミニチュア版を披露。大音量の目覚まし時計を鳴らし、ミニチュアに入れてみると音が小さくなり、蓋を閉めると更に小さくなった。

それに一同、「おお」と歓声。池崎は拍手。高橋さんがパフォーマンスを繰り返すも、ミニチュア版に目覚まし時計を入れると音が鳴りやむ。にもかかわらず蓋をする高橋さんに「捏造」とツッコむ澤部。

今回の商品はパネルを二重にしている仕様ということもあり、「SHIZUKA Stillness Panel220万円(税込)」とやや高額に。

タモリは触って素材を確かめる。「めちゃくちゃドッキリが起きそうな更衣室みたい」とは澤部談。見た目はそうだ、と同意する一同。

池崎は扉を開け、一歩踏み込むも早速「手強そうだ」と一言。

測定結果は54.8デシベル。

出てきた池崎に感想を求めると、「本当に独りぼっちという感じがします」とのこと。タモリに「反響は?」と聞かれると「全くない。独りぼっち、本当にそんな感じです。むなしくなりますね、ちょっと。」

「壁の材質からみると反響はありそうだけど、無いんですね」というタモリに「幅広く吸うので反響音はほぼほぼ無い」と高橋社長。

今回の仕様は音楽向けの仕様となっており、池崎はタンバリンを叩きながら絶叫することに。

スタッフが扉を開閉すると音が消える一人静に「スゴイ」と一同。

3つ目の防音室対決により疲労困憊の池崎はゼイゼイ言いながら自分で開けて終わらせる池崎。「僕がイメージしてたタモリ倶楽部と違ってました」と言うだけでも噛んでしまう、初めてのタモリ倶楽部出演の池崎の言葉で番組は終了となった。

タモリ倶楽部2020年7月31日放送回

ラッパーのカニエ・ウエストがアメリカ大統領選に出馬するらしく、先日、演説を行った。

そんな中、毎度お馴染み流浪の番組・タモリ倶楽部では農林水産省Youtuberに着目。

政府が奨励するStay Homeの影響により、タレントがこぞってYoutubeを始めたと説明するタモリに割って入る三四郎の二人。

登場した途端、小宮の滑舌の悪さをイジりつつ、相田のYoutubeチャンネル「じゅーじまんチャンネル」に触れてくる優しいタモリ。

相田は自分のチャンネルの説明もそこそこに企業や政府の官公庁もYoutubeを始め、中でもかなりユルめの動画制作をしている省庁があると言ったところで、岸が「それが農林水産省です」と言いつつ登場。

ゲストは三四郎の小宮浩信と相田周二、元経済産業省の官僚、岸博幸。相田は今回、司会進行だ。

タモリ倶楽部らしくないゲストの岸に対し、タモリが「ここだけ番組違うんじゃないの?」とツッコみ。小宮も「いつもと格好が違う」と乗せ、「普段はこんな感じなんです」と説明するも、相田も「この番組は普段着でいいという認識なんですね」と被せてくる。

本題である若手官僚自らがYoutuberをしている農林水産省のユルいYoutubeチャンネルを検証することに。

4人はソーシャルディスタンスを保って着席し、相田がタモリにYoutubeを見ることなどあるのかと聞くと、「船の着岸・離岸をね…」と話したところで一同笑い。

岸に農林水産省のイメージを確認すると、イケてない役所であり、理由として保守的、改革に前向きではない、比較的ダサいとのネガティブな回答。それを聞いた小宮がこれからその農林水産省が登場するが大丈夫なのか、と批判的な岸を心配する。

続いてリモートで登場する農林水産省職員たち。霞が関から5名、熊本から1名の計6名がリモート画面に映し出される。

小宮が先ほどの岸の意見について尋ねるも、6人共何も言わない農水省。微妙な間に「番組ですからテンション上げていきましょうね」と覇気の無い小宮に諭される始末。

早速、農水省のYoutubeチャンネル「BUZZ MAFF(バズマフ)」を鑑賞。MAFFとは農水省の英略語。

農水省BUZZ MAFF広報担当、松本さんの話によると2020年7月現在で175本の動画がアップされているそうだ。全国の農水省職員に公募を行い、東京(本省・霞が関)6、地方農政局9の全15チームで動画を作成しているそう。

官僚というのは世間からの批判を嫌うので、官僚自ら動画を作っていることに評価ができ、農水省がよい方向に変わっているのではと岸は好印象。

実際の動画を見るにあたり相田がタモリに「これは面白い、面白くないっていうんじゃないですから。官僚がどんなユルい動画を世間にばら撒いているかっていう、そこが見どころです」と釘を刺す。

まずは農林水産省生産局技術普及課のパンダさんによる「大人のピクニック」動画から。

パンダの頭にスーツ姿の女性が公園のベンチで一人、ご当地の飲食物をただただ食べるというもの。テロップには製品の説明が入っている。

動画を撮ったきっかけは、仕事帰りの日課を企画書に書いたら通ってしまい制作することなったそう。相田に「結構簡単に通るものなんですね」と感想を述べると、パンダさんも「私もそう思いました」と回答もユルめで好感が持てる。

更に相田が「なんでパンダを被っているんですか」と素朴な疑問にも「夫にバレたくなくてパンダに」と回答。結婚していることに驚く一同。ご主人は妻の頑張っているところを見たく無いそうで、この動画も見せていないと語ると、「頑張ってはいないと思うけど…」と核心をつく流石のタモリ。

このユルさで上司のNGが出ていないのが、ある意味素晴らしいと岸。

地方の特産物を食べる、というコンセプトを守り、計8本が上げられているそう。

2本目の動画は九州農政局地方参事官室の白石さんと大臣官房国際部国際地域課の野田さんの二人によるチャンネル「タガヤセキュウシュウ」が九州の農業を全力で紹介してみた、というもの。

冒頭で冬のボーナスの使い道がクワガタであったことを語る白石さんと、逆上がりができないまま大人になってしまったと語る野田さん。面白い事を言おうとし、お調子者を装う白石さんと自虐風だけどそれ以外に自虐することが無いんだろうな、というよい人生を送ってそうな野田さんが印象的だ。

この動画では熊本県八代市のい草農家を訪問した様子が収められている。作業着と長靴を着用し、い草の植えられた水田に入り、ぬかるみの中で動けなくなる野田さん。次はい草農家五代目の下永さんにインタビュー。畳からする香りがよかったと下永さんに伝えるも、普段から匂いを嗅ぎ過ぎており、もう何の香りかわからないと身も蓋も無い回答が素晴らしい。

動画を撮ったきっかけは、白石さんが以前から野田さんを面白い人だと思っており、カメラマンとして誘ったことから始まったそう。九州の農業を応援する動画を4月から17本もアップしているそう。

何故、Youtubeに動画を上げるようになったのかと広報部に尋ねると、農水省が届けたい情報が届いていないという悩みがあり、昨秋就任した江藤農水大臣から「今流行っているYoutuberやってみたら?」という指示がきっかけとなったそう。

岸さんによると役所の世界では大臣の意見は絶対で、全面的に服従する為、このようになったのでは、とのこと。

ここでBUZZ MAFF再生回数トップ3を紹介することに。

第三位は約2万5千回再生動画。大臣官房広報評価課広報室、梅村さんによる日本茶チャンネル。農水省の1階にある茶室でお茶を点てるというもの。

流派不明の点前で着物を着た男性職員がスーツを着た帰宅前の職員に振舞っていた。流派くらいは明記して頂きたい。三四郎の二人からは「お洒落」「今時っぽい」と好評であった。

第二位は約11万回再生。技術会議事務局研究調整課、松岡さんが故郷・宮崎弁で江藤大臣の政策にアフレコしてみたもの。

第一位は約74万回再生のタガセヤキュウシュウの花の販促動画。花の紹介をするたびにテーブルに花が増え、花に埋もれる二人。

ここで第三位の着物姿の梅村さんが官僚系Youtuberのよくある傾向を発表。「正しい日本語(公用文)かどうかが気になる」そうで、常用漢字じゃない漢字を間違って使ってないかが気になるそう。岸さんによると、役人は文章を作るのが仕事なので言葉に正確性を求められる教育をされるそう。

梅村さんは過去に「もうじ」を紹介した時のエピソードを披露。動画では「もうじ」を漢字で明記したが、「じ」が常用漢字では無いとか。ちなみにもうじとは、植物の表面に生えている毛みたいなもので、お茶をいれた時に時に表面に浮かんでいるホコリのようなものが「もうじ」だそう。

これら自由すぎる動画が出来た理由を広報部に尋ねると、他の省庁は外注して制作するところ、農水省は外部スタッフを入れず、職員自らが企画・演出・撮影・編集を行っている為とのこと。また、全ての動画は中間管理職の決済をすっ飛ばし、ハンコ無しで制作している為、このようなユルさになったそう。

ここから再度、農水省Youtuberに戻り、農村振興部鳥獣対策・農村環境課、吉村さんが参加する動画を鑑賞。農業遺産で太鼓たたき隊であるが、再生回数が少ないのが悩みのようで、タガヤセキュウシュウの野田さんに教えを乞う場面も。

吉村さんにも官僚系Youtuberの傾向について尋ねると「何にでもエビデンス(根拠)を求めがち」と回答。流石はタモリ「それはね、『エビデンス』って言葉を使いたいだけなの」と小池百合子に聞かせたい一言がキラリと光る。岸によると、外部から問い合わせがあった場合に説明できるように常に根拠を準備している為だそう。

今回はここで放送は空耳の募集をし、次回予告をして終わりとなった。

タモリ倶楽部2020年7月24日放送回

オリンピックが開催される予定で作られた連休。政府は旅行を奨励し、東京都は自粛を要請し、タモリ倶楽部はいつもと変わらず放送された。

今回は久々に青空の下でのロケ。とはいえ、ソーシャルディスタンスは守らなければならない。お互いの距離が保てる企画ということで、テレビ朝日屋上テラスからの収録となった。

大都会・六本木での収録では東京タワーや六本木ヒルズ、カルロス・ゴーン氏の住んでいた元麻布ヒルズがしばしば画面に現れた。現在、港区某所に勤務する身として、馴染みの風景がテレビの前に広がるということが感慨深い。

タモリが登場し、いつもの挨拶をすると宮下草薙の宮下がリモートで登場し、タモリらのいるビルとは別のビルの屋上にいると話すも、その後、映像が止まる。

そこへおぎやはぎの矢作が「リモートあるあるですよ。止まっちゃうんですよ。電波とか回線が悪いと」タモリに説明。

「呼びましょうか、宮下」と映像が途切れたのを心配して入ってきたのは宮下草薙の草薙。「呼ばなくても大丈夫なのよ。あいつ、リモートやるからって手旗信号練習してるんですって」と制する矢作。

今回は50m離れたロング・ソーシャルディスタンスに対応可能な手旗信号の回。

「俺、わかんない、手旗信号」と言うタモリに「わかんないんですか?」と驚く矢作。そんなのお構いなしに向かいのビルから紅白の旗を振る宮下。彼はこの収録の為、一週間かけて手旗信号を覚えたのだった。

「おー、タモリ倶楽部って言ってるね」と適当なタモリ。

タモリは趣味で船舶を操縦するため、詳しいのでは?と矢作が聞くと「あれはね、軍隊系で海軍系だね」「試験には出ない」とあっさり否定。

ゲストは宮下草薙の2人、おぎやはぎの矢作兼は司会進行として登場。手旗信号を教えてくれるのは日本ボーイスカウト神奈川連盟横浜地区の井上一平さん。

基本となる旗の振り方を井上さんに教えてもらうも予想外に難しく、タモリが「今日はやめよう!」とボヤく微笑ましい事態に。手旗信号というのは日本語のカタナカの形をイメージして100年前に作られたと説明を受ける一同。

タモリがうっかり箱馬から降りていたところ、スタッフから注意を受ける場面も。出演者のソーシャルディスタンスを守る立ち位置の目安として箱馬に乗っての撮影なのだ。

カタカナの形を踏襲していない「ス」の手旗信号の指導を受けたところで、タモリが手にしている旗が逆という指摘が入る。手旗のルールとして、「右手に赤、左手に白の手旗を持つ」のだそうだ。

そうとも知らずお向かいのビルで待ちくたびれる宮下。そんな彼にお題の文字を与え、手旗信号で答えられるか確認することに。タモリ側が画用紙に書いた字を双眼鏡で確かめ「エ」や「ス」と手旗で解答する宮下。

次はタモリ側から覚えたての手旗信号で2文字を発信することに。最初に選んだ単語は「イカ」。タモリが「イ」、草薙が「カ」と手旗をするも、わからないという意味の赤の旗を振り返す宮下。草薙の手旗の振り方にだらしなさがある!姿勢が悪い!と指摘をするタモリ。

2度目の手旗で宮下は見事イカのジェスチャーを返し、一同安堵。

途中、「一々、箱馬に戻るのが日光猿軍団みたいで嫌だ」「屈辱だよ」と箱馬への不満を漏らすもソーシャルディスタンスを守るタモリ。

「ワニ」の手旗も見事に解答した宮下が、次は手旗をすることに。彼が送った言葉は「タモリハヤク」。早く進行しろってことではないかと井上さんが説明すると、「何言ってるんだ」「手旗信号は性格が出るな」と憤慨。慌てて草薙が「そんな奴じゃないと思ってた」とフォローするも、同じ言葉を送ってくる宮下。

イラっとしたタモリ達は「アホ」と手旗を送ると「バカ」と返事をする宮下。シンプルながらよいセンス。「なんだよあいつ」「生意気だよ」と言いつつ笑顔のタモリと矢作。ナレーションで「これ以上続けると宮下の嫌な部分が丸出しで取り返しのつかなくなりそうなので」という説明にて次はモールス信号で通信することに。

以前、アマチュア無線をやっていたタモリであるが、何年もしないと忘れるとの談。

待ちきれなくなったのか、向かいのビルから「お~い!次ください」「まだ?」と叫ぶ宮下。それを見て「何、声でやりとり出来るの?」と矢作。

モールス信号でタモリが「SOS」と送ると即座に宮下が「こっちのセリフ!」と絶叫。宮下は手旗信号と共に、モールス信号も一週間前から覚えたという。タモリが往年のアイドルデュオ、ピンクレディーの楽曲「SOS」でモールス信号が使われているという豆知識を披露している最中に「こっちも構って」と間の悪い宮下。

面倒になった矢作の指示により仕方無く井上さんが「オワリ」と手旗を送ると「オイ」と手旗を返す宮下。「また嫌な奴だね」とタモリ。「後でめちゃめちゃ怒っておきますから」という草薙の平謝りで番組は終了した。

テレビ東京の誇る深夜番組。おぎやはぎ・劇団ひとりの代表作「ゴッドタン」が本になって登場。

タモリ倶楽部2020年7月17日放送回

先週からみうらじゅんやら蛭子能収の事を考えていたら、「ガロ」の正統後継漫画誌「アックス」の表紙原画展がビリケン・ギャラリーにて開催されていることを知った。

更に「ガロ作家」である根本敬も参加しているエキシビジョン「バーストジェネレーション・死とSEX」にも訪れ、我ながらサブカルな週末であった。

特に我が国屈指のお洒落エリア・南青山にあるビリケン・ギャラリーで開催された「アックス表紙原画展」では展示した原画をその場で販売しており、その多くが既に売却済みとなっていた。

みうらじゅんと根本敬に次々とお題を与え、即興で既存のキャラクターを描いた、という結構な量のイラストもクリアファイルにまとめて展示されており、流石の実力に感嘆した。

毎度お馴染み流浪の番組タモリ倶楽部では、先週に引き続きみうらじゅんによる「ないブームとはもう言わせない!みうらじゅんの『絶対くるブーム』後編(リブート)」。今週もゲストは司会進行のカズレーザーとリモートでプレゼンを行うみうらじゅん。

カズレーザーの失言「ゴミ」に対する抗議から番組はスタート。

後編の一発目は地図に描かれた道路の端が丸くなっているものを「マルチーズ」と呼んでおり、収集しているという。みうらが説明を終えた途端、次に行きたがるタモリであったが、一応話を聞くことに。

みうらによると、歯医者の地図にはマルチーズが多く、水商売のホステスが使う角が無い名刺を思い起こさせるそう。長方形の名刺の角を丸くしているのは、「角が立たない=思いやり」から来ているそうで、その思いやりを地図に取り入れた結果、子どもが怖くないように道路の先端が丸くなったのではとの推論を披露。しかし、「子どもは地図見ながら歯医者には行かないでしょ」とツッコむタモリ。

地図の形状についても、漢字「米」のような放射状の地図、「井」のように交差する形状の地図、また「エレクト目(もく)」については、必ず目的地には「ココ」という記載があるという。ソフトな下ネタに一同、口が緩む。

次の「絶対くるブーム」は台湾を代表する博物館「故宮博物院」の所蔵品・肉型石、通称「角煮」のグッズを収集しているという。以前、台湾を訪れた際、翡翠(ひすい)の彫刻、通称・白菜が貸し出されてしまい、角煮のみが故宮博物院に展示されており、ソロで大丈夫か?と心配になったそう。それ以来、台湾国内で角煮のグッズを集めることにしたそう。意外と多い角煮グッズは、スノードーム、冷マから果てはレゴまでがあり、台湾にはどうか角煮を流行らせようとした電通のような人がいたのでは?と推測。

ここでカズレーザーが昨今のトレンドであるミニマリストとは真逆ではないかと投げかけるも、「資料ですから、捨てるとかそういう範囲には入って無いんです」と潔く答えるみうら。

早々に飽きたタモリが「次にいきましょうか」と促すと「現場にいればタモリさんが飽きたのはすぐわかるんですが、(リモートだと)わからないので、すみません」と平謝り。

7番目の絶対くるブームは「拓映えブーム」。石碑や金属の文字を写し取ってインスタグラムのように映えさせるというブーム。なんと、みうらじゅんの亡くなった祖父が拓本の著書を出版したのだが、上巻・中巻まで出したものの、下巻を出さないまま亡くなり、いつかそれを引き継ごうと思っていたそう。

製作方法であるが、拓本したい文字の上に紙を置き、「釣鐘墨(つりがねずみ)」なる墨で擦れば簡単に拓本が取れるというものを紹介。みうらもこれを使い拓本しているという。

いくつかの作品の中から「わたしのみうらじゅん」と書かれた拓本を披露。これを「集め拓」と呼び、色々な場所からこれらの文字のみを収集して拓本したそう。

映像ではなく、拓本という一手間をかけた方が味が出るそうで、シンスの拓本も披露。御朱印、日本刀ブームが来ている中、拓本はその先を行っており、面白いのではと好感触のタモリ。

カズレーザーもそれに乗っかり「拓本で番組一本イケますね」。

それを聞き逃さないのが我らがみうらじゅん。「これはプレゼン会議じゃないですよね、放送しますよね、映りますよね」と心配するみうら。

8番目の絶対くるブームはゴム製のワニを集めた「ワニック ブーム」。

「以前、ゴムヘビを集めたブームがあると嘘をついたことあったじゃないですか」と以前のブームが捏造であったことを大胆に白状するみうらに一同苦笑い。

今回のワニについてもヘビが関係しており、祭りの露店でゴムヘビとゴムワニは必ずペアで売られているという。

蛇は神の使いという意味があり、ワニはインドのガンガー(ガンジス川を神格化した女神)の乗り物、クンビーラだったそう。ワニはガンジス川の化身と言われ、クンビーラが日本では金毘羅と呼ばれるようになったという。水回りの神様がワニであることからお祭りの時に神社の参道で売られるようになったそう。

しかし、世間的にはワニブームは何度か失敗しており、1980年に製作された映画「アリゲーター」は同年の作品「ジョーズ」の大ヒットにより無かったことになり、1986年に制作された「クロコダイル・ダンディー」では「ダンディー」に持って行かれてしまったそう。

その上、今、日本でワニが手に入るところはラコステと熱川バナナワニ園くらいしか無いと嘆くみうら。

カズレーザーが「100日後に死ぬワニ」はどうだと提案するも、方向性が違うそうで即却下。

2週続けて計8本の「絶対くるブーム」を紹介し、タモリがいいと思ったのは「拓本」。ここで番組の総括として「『絶対くる』って言って『来ないだろう』って笑っているのはタモリ倶楽部側ですからね。僕はもう来てるので」とみうら。

最後にタモリも「じゃあ、これは処分で・・・」と嬉しそうに言うと、早速「まだ収録終わってませんから、聞こえてますよ!」とツッコむみうら。追い打ちをかけるように「ゴミの日は火曜日ってことはわかってるので」とカズレーザー。ここで番組はエンディングを迎えた。

こちらも名著!みうらじゅんの思想が詰まった「正しい保健体育」。
教科書と見まごうばかりの装丁にもセンスが光る。中二病のバイブルです。

タモリ倶楽部2020年7月10日放送回

毎度お馴染み流浪の番組タモリ倶楽部。今回もコロナ余波によりロケが出来ない為か、スタジオ収録となった。日本最高峰のエンタティナ―・タモリの体調を考えると、リスクは少ないに越したことはないが、いつもの寸劇が路上で行われないのは寂しいものがある。

今回のタモリ倶楽部ではお馴染みのみうらじゅん、司会進行役としてメイプル超合金のカズレーザーがゲスト。

ストライプのシャツを着用し初夏にふさわしく爽やかな装いのタモリがステイホームの影響で家庭でパンを作るのがブームと解説するところへカズレーザーが登場。テレビ朝日宛にみうらから大量の荷物が送りつけられたと不満顔。

後ろのテレビモニターにはリモート出演中のみうらと白マスクと白ドレスを着用したラブドールが映し出された。白髪交じりの髭が伸びたみうらにカズレーザーが「晩年のジョン・レノンじゃないですよね」と緩めのツッコミ。ナレーションの「日本で最も不要不急の男」という言い得た称号に、私は大きく頷いた。

何故か「インドで修行中」と言い張るみうらにタモリが「インドに後ろの人形なんているわけない」と振ると「僕の秘書で、ちゃんとソーシャルディスタンスを守って、マスクも着けて、密は避けてます」と回答。背後の黒いソファは形状からイタリア製カッシーナのものと推測される。流石は一人電通。こういうところに電通臭が漂う。

タモリが何を送ったのかと改めて聞くと、4年前の企画「無いブーム」で、絶対にこのブームは来ないだろうと上から目線で呼びつけられたのが発端だと言う。オリンピック同様、4年経ったので新たな企画として送ったのだそう。

今回は、ブームとして来るか来ないかはタモリ倶楽部で判断して欲しいという。マイブームをはじめ数々のブームを生み出してきたが、その陰にある、箸にも棒にもかからないコレクションを取り上げたのが2016年放送の「ナイブーム」。

本人曰く「ブームはそこまで来ている」のだとか。今回の企画は「ナイブームとはもう言わせない!みうらじゅんの『絶対くるブーム』」。

テロップには「秘書の絵梨花さんも同席」とある。絵梨花という名前のラブドールにつけるあたりが無駄に芸が細かく、みうらじゅんらしい。

貴重品だそうで、白手袋を着用し最初の箱を開くタモリ。中に入っていたのはみうらじゅんファンにはお馴染みの冷蔵庫に貼るマグネット、通称「冷マ ブーム」。

冷蔵庫につけるマグネット仕様の販促アイテム「冷マ」を収集するブーム。みうらは1,996枚所有しているそう。素朴な疑問としてタモリがどうやって集めたのかを問うと、不要な冷マを募集をしたとのこと。

「冷マ四天王」とみうらが呼ぶのは「森末慎二」「ダンディ坂野」「柴田理恵・松村邦洋」「舞の海」。彼らは冷マタレントだそうだ。ダンディ坂野に至っては20ポーズもの冷マが作られているという。また、冷マタレントは冷マタレントということを前面に打ち出していないそう。

タモリがみうらの冷マを見つけると、冷マの製造元からみうらが60歳の時に直接声が掛り、作ることにしたと経緯を説明。みうらの冷マは彼の還暦を記念して作られたことがわかるように作製し、何を計るのかわからないが定規機能も追加しており、上部にメモリが印刷されているところが気に入っているそう。

もうそろそろブームは来ているはずだからカードショップで高額で取引されてもいい頃、と本人談であるが、カズレーザーはトレーディングカード購入のため、カードショップに行くが、まだ見た事が無いそう。

そこへ冷蔵庫4台に冷マがびっしりと貼られた姿を映したパネルが登場。みうらの解説「これだけでニューヨーク近代美術館のにおいがしますよね。完全にアートです」に対し、カズレーザーも「かっこいい!」と唸る一面も。とはいえ、ブームとして来るか来ないかとなるとタモリは「ちょっと…いや、こないだろうな」とまともな判断。

次の荷物を開封する前に、前回の「ナイブーム」のおさらい。

「カニパン」「シンス」「男キッス」「地獄表」「AMA」「テープカッター」「しびん」「バッグオブエイジーズ」の文字が並んだボードを持ち、進展があったか質問するカズレーザー。

カニパン(冬、主に関西地方の旅行代理店の店頭を赤く染めるカニツアーのパンフレットを集めるブーム)はあった、と断言するみうら。これまでは関西でしか見られなかったが、この企画の年には東京のJR駅構内でもカニパンが見られ、デザインも刷新されたという。

操業年を表すSince=シンスに注目するブームについては、タモリからシンスの写真がみうら宛に送られたそう。経緯としては個人宅の表札の上にシンスがあり、珍しさのあまりカメラに収めたそう。近年ではSince2020やSince20XX等も出回っているそうだ。進展があったのはこの2つのみ。

次のコレクションは一見掛け軸に見える、チープさ満載のタイの土産物屋「タイの軸=タイ軸ブーム」。

タイの土産物屋で売れ残っているものをみうらが購入しているそう。遠近法無視のラッセン風のデザイン「タイラッセン」をはじめ「3頭の象」「ムエタイ選手」「4頭の馬」を紹介。いずれも何故か黒い背景。床の間に飾るのであれば譲るというみうらが申し出るも「いらないですね」とあっさり拒否するタモリ。

次は打ち出の小鎚=ウッチーブームで収集した打ち出の小鎚が登場。

小鎚は大黒天が持っているが、初期の大黒天は小鎚を持っておらず、大黒天は日本にやってくる前、インドではシヴァ王の化身、マハーカーラとされているそうだ。シヴァ王のリンガ(男根を型どったシンボル)として大黒天は小鎚を持っているのではないかという仮説を披露。みうらは小鎚の事を考えるあまり、ヘアドライヤーを小鎚と間違える始末であったそう。中でもダイソン製については小鎚にインスパイアされて作ったと力説。

最後のブームは「ワッフルブーム」。道路脇の斜面などのがけ崩れを防ぐ「ワッフル」に注目するブームだそう。運転免許を持ってないみうらにとっては一期一会のブームだとか。実際のベルギーワッフル画像とみうらのワッフルコレクションを並べ、「どちらがワッフルか一見わからない」と小ボケのカズレーザー。

正式名称に疑問を持つカズレーザーはこの工事を主に取り扱う堀本興業の社長に電話インタビュー。業界では通称「法枠工(のりわくこう)」斜面=法面(のりめん)に枠を付けていく工事だそう。強引に社長からワッフル好きと引き出そうとするみうらに全乗っかりするやさしい堀本社長。業界的には専門的な工事となり行う業者は限られるそう。

カズレーザーが「撮れ高は十分なので終わりにしたいと。…燃えるゴミの日が近いので」とまとめようとすると「タモリ倶楽部がこういう事を追えないで燃えるゴミなんて言うなんて、世も末ですよ」と珍しく至極全うなコメント。という訳で次週に後半戦として続くことに。

みうらじゅんは他人から共感されないというパラドックスを楽しんであらゆるモノを収集、研究、発表している。(と思う) そこをやんわりとたしなめる役割は旧知の仲のタモリが担えばよく、カズレーザーの雑な否定は蛇足だったと思う。

本放送でも空耳アワーは放送されず。ソラミミストの安否が気になるところだ。

みうらじゅん原作・田口トモロヲ監督作品。青春のモヤモヤと悶々が本当によかったです。

タモリ倶楽部2020年7月3日放送回

コロナ感染者数ばかり声高に発表される一方、重症の患者数は減り続けていた。しかし、そんなのメディアには関係ない。不安をあおり集団ヒステリーを起こさせ、本当に大切な事に目を向けないように努めるのが彼らの使命なのだろう。

毎度おなじみ流浪の番組タモリ倶楽部では、おそらく企画に困った末、2週連続のグーグルストリートビューに偶然写り込んだ鉄道を探す「グー鉄」企画となった。今回は首都圏を離れ、全国でグー鉄を探す企画だ。先週に引き続き、タモリ、土屋怜央、市川沙椰、吉川正洋に加え、鉄道企画ではすっかりお馴染み、ホリプロの芸能マネージャー・南田裕介がこの回から参加した。

パソコンの画面に映る鉄道写真を一眼レフで撮影するという奇行で吉川正洋がツッコミを待つ中、「ストリートビューでオンライン撮り鉄偶然鉄道フォトコンテスト全国編」のナレーションが入る。お馴染みのオープニングと共に、「おうちてテツ分補給第2弾、ローカル線のグー鉄に挑戦」のテロップ。

市川紗椰の「SLを狙いませんか」の提案に、早速SLの停車する駅名「下今市」を挙げる吉川正洋。東武日光線、下今市駅に行くとすぐにSLの車体を見つける一同。流石はタモリ電車クラブのメンバーである。

次はタモリが九州を見たいとのことで、久大線を探すことに。グーグルストリートビューでは停車していた観光列車、湯布院の森号の車内が映し出され、一同興奮。しかし、これは偶然写っている鉄道ではないのでノーカウントとなる。そこで久大線を探索するも、鉄道と並走する道路も少なく、列車の本数も少ない為、由布院駅周辺でグー鉄を見つけ出すことは困難と判断し諦めることに。ここから南田マネージャーが参加。

司会進行している土屋怜央から手土産を促されると「平城宮跡」をグーグルマップで検索するよう指示。そこには近鉄奈良線が通っており、再建された朱雀門と近鉄特急が画面の中に納まるグー鉄を披露。南田マネージャーが命名したグー鉄のタイトルは「なんときれいな近鉄特急」。これは「なんと(710年)きれいな平城京」へのオマージュだそうだ。

次も南田マネージャーが岳南富士岡駅へ行くように指示。富士山のふもとに東海道新幹線が走る絶好のロケーション。この日のグーグルストリートビューの富士山の頂には雲がかかっており、「かさごってのもいいねぇ」とのタモリ評。

早稲田大学鉄道研究会からも秋田新幹線が田舎町を走るグー鉄、東京都都立大学鉄道研究会からは廃線となった北海道のJR根室本線が森の中を走るグー鉄を披露。

これらの触発され、我らがタモリ鉄道クラブは日本海沿岸を目指しJR五能線へ。捜索するもなかなか列車は見つからず、木造駅へ。駅の時計で撮影時間を確認し、この時間の列車運行状況を調べるも、収録時間がおしてしまい、断念。残念かるタモリ一同であったが、その後、番組ADが日本海をバックに単線の鉄道を走る美しい赤の鉄道車体を発見。

日本を縦横無尽に走る鉄道。その利便性と美しさを紹介した本企画であった。

タモリ倶楽部 2020年6月26日放送回

長雨の合間に見える青空のような番組、タモリ倶楽部。

今回はコロナ禍の影響を受けて初のリモート収録による鉄道企画。

ゲストとタモリを含む総勢4人でリモート収録によるグーグルストリートビューに偶然映った電車、通称「グー鉄」を皆で探す「ストリートビューでオンライン撮り鉄!偶然鉄道フォトコンテスト」。

ゲストはタモリ電車クラブではお馴染みのメンバー、吉川正洋、土屋礼央、市川紗椰。

30分の間に10枚のベスト鉄道ショットを全員で探し出すことが目標。我らがタモリは「ワンチームとかウィンウィンとか言ってる奴を絶対信用しないんだよ」と言いつつ渋々参加。早速名言、頂きました!

普段からストリートビューを利用し、カムチャッカ半島の先端に人がいるかどうか、といったことを調べているというIT派の一面を見せるタモリ。流石は「For the sophisticated people=洗練された人々」のサブタイトルがつくタモリ倶楽部のMCである。

タモリが引く鉄道くじにより、首都圏の鉄道路線を選び、吉川がストリートビュー画面を操作。

最初にタモリが引いた路線は横浜市と川崎市をつなぐJR鶴見線。鶴見駅周辺でみつけた、鶴見線と並んで走る路線湘南新宿ラインの車両をパチリ。

お次は千葉県成田市と東京・上野を結ぶ京成本線。道路と線路の高低差が無い地域を探し、実籾(みもみ)駅へ行くも、電車は見当たらず。

京成本線を引き続き探索し、町屋駅周辺へ。ビルに囲まれた高架を走る電車を発見。

3つ目は東京・仙台を結ぶ常磐線。茨城県牛久市(うしくし)中心に位置する牛久駅周辺で列車を探す。遠方に見える電車の車両に一同興奮。

ここで、グー鉄を見つけられなかった場合に備えて、慶応大学と東京都都立大学の鉄道研究会に発注してあったグー鉄の2作品を土屋が紹介。

最後は青梅線(おうめせん)は東京都福生駅(ふっさえき)でグー鉄探し。ストリートビューに写りこむ人々を見て、「この街は年寄りばっかりだな」とノー忖度で清々しいタモリ。

そんなところへ、真っすぐに伸びる線路を走るシルバーとオレンジの鉄道車両を発見。

ここで企画は終わりと思いきや、次週は全国の路線でグー鉄を探すことに。

普段の鉄道企画では鉄道会社の全面協力の元、実際に電車の車両を借り切ったり、車両工場や駅構内でのロケは何と贅沢だったのかと痛感したリモート収録。

今回の放送でも空耳アワーは無く、当然ソラミミスト・安斎肇の登場も無い、寂しい回であった。

ウィズコロナの新しい生活様式では、今後もこのように共演者同士が直接絡むことなど無くなっていくのだろうか。それともこのトレンドは一過性のものなのだろうか。ほんの数か月前迄の常識が葬り去られてしまったことを改めて感じさせられた。

とはいえ、タモリの近影を確認できるという意味では有難い放送であった。

タモリ倶楽部 2020年6月19日放送回

日本が世界に誇れる番組といえば、テレビ朝日の長寿番組タモリ倶楽部だろう。

5月2日からは女性ナレーター渡辺美佐の声となった。長年親しんでいた武田広のナレーションから増谷康紀に変わった時は違和感があったが、この変更は成功と言えるのでは無いだろうか。

そんなタモリ倶楽部であるが、先週に引き続きコロナ禍の影響によりロケが出来なかった為か、過去の放送を振り返る回となった。

今回のテーマは「振り返れば誰もいない ぶっちぎり!!孤高のマニア列伝」。

トップバッターは2013年6月28日放送、「空想地図マニア」の登場。

7歳の頃から地図を空想で描き始め、小学校5年生の頃には架空の都市、中村市(なごむるし)の地図の作成を開始した男性が登場する。

街には新幹線が通っており、新幹線も停車する人口156万人の都市だそうだ。これにタモリも即座に反応し「福岡市と同じくらいだね」とのこと。テロップには「福岡市人口約160万人(2020年5月現在)」と放送当時にはなかったであろう豆知識が追加された。

中村市にはこれまた架空の都道府県「京南府:けいなんふ」にあり、地図上には府庁舎があることから、府庁所在地であるようだ。

完成度の高い地図には架空のコンビニ・スーパーのロゴも数多く配置されており、マニアのこだわりに一同感嘆。

架空の都市で起こった架空の政治的背景も地図の中に見え隠れしており、中でも当初建設予定であった新幹線の駅は紆余曲折の上、京南府庁舎の近くに建設されることになったそうだ。

この回のゲストは伊集院光、後藤まり子、ドランクドラゴンの塚地武雅。

次に登場するのは2015年6月26日放送、「古文房具マニア」。

生産中止や絶滅寸前の古い文房具を骨董市やオークションなどで買い集めるマニアの登場。

明治時代にアメリカから輸入された珍しいホチキスを紹介し、そのホチキスで紙を綴る機能を確認。

古文房具マニアが最も力を入れているのが古い消しゴムで、放送時点で3000点程収集していたそうだ。この回ではその中でもマニア選りすぐりの消しゴムが紹介され、ヒノデワシなる国産メーカーの消しゴムや100年以上前のヨーロッパの消しゴムコレクションを披露。

ゲストは今、旬な人・アンジャッシュの児嶋一哉、大宮エリー、渡辺祐。

タモリ倶楽部の準レギュラーとも言えるみうらじゅんが登場し、残念なコレクションを検証する2016年6月10日放送、「ナイブームを振り返ろう」も有名人枠として入りこんだ。

蟹のパンフレットこと、カニパンを集めるみうらじゅんが関西の旅行代理店から収集したカニに舌鼓を打つ旅行のパンフレットが紹介された。みうらじゅん曰く、都内では見かけないパンフレットで、関西に行った時のみ収集可能だそうだ。

シンスブームについても言及。主に店の操業年・シンス(Since)が書かれた看板の写真を撮影しコレクションしており、各店のシンスについてみうらじゅんが解説するというものであった。

みうらじゅんはシンスブームの影響で家ではヒヤシンスを育て始めたという話も。

ゲストはみうらじゅん、Kinkikids堂本剛、テレビ朝日アナウンサーの久保田直子は司会進行で登場。

4人目は2018年1月26日放送の「辞書マニア」の男性。

辞書の校正の仕事をしているという男性は広辞苑の第一版の1刷から29刷までの刷り違いまで集めたという。これは各刷でのわずかな違いを見つけ出すためだそうだ。

コレクター本人の自宅に収集された6000点を超える事典は圧巻。また、冊ではなく点でカウントするのは、ひとつの百科事典シリーズなどのセット物が10冊あっても、1点という数え方となる為、冊数となると当然ながら6000冊は超えてしまうそうだ。

現在の漢和辞典の基礎となった、約300年前に中国で発行された康煕字典(こうきじてん)なる中国の字書も収集されており、90セットが本棚の一番上に積み上げられていた。

ゲストは東京03の角田晃広、山田五郎。

最後の登場となったのは2013年10月25日放送、一人で山岳ガイド映画の制作を行う「自分撮り山岳ガイド映画監督」の男性だ。

企画・主演・監督・撮影・編集・音響・ナレーションを行う為、監督みずからでカメラの設定、撮影を敢行し、自身の登山姿を撮影するというスタイルで、何とこれまでに250本もの作品を制作。

2008年には国民文化祭にて文部科学大臣賞を受賞しているという最高傑作、「妙義道(みょうぎどう)とその葛藤」が披露された。群馬県の妙義山の登山道・妙義道の険しさを映し出す映像と、監督の心の葛藤(外国で平穏に暮らす息子を想いながらも登山という過酷な事をしている自分自身の葛藤:本人談)が評価されたそうだ。

ゲストは映画監督の大根仁、伊集院光。

有名人枠のみうらじゅん以外は、放送後についても本人に問合せたらしく、コレクションの数も増えているという嬉しい情報も更新されていた。

実践! タモリ生姜焼き

日本屈指のエンタティナ―、森田一義ことタモリ。

彼がホストを務めるこれまた素晴らしい番組「タモリ倶楽部」は昨今のコロナ自粛の影響か、過去の放送を振り返る番組構成が多くなった。

タモリの近影が見れないのは残念ではあるが、見逃した回や、懐かしい回に思いを馳せる事ができるので、それはそれで一興である。

そんな中、前回5月29日の放送回では過去のタモリレシピがまとめられていた。

そこで、タイトルにある「タモリ生姜焼き」である。クックパッドにも「タモリ流生姜焼き」や「タモさんお勧め!豚の生姜焼き」とあるが、この放送で実際にタモリが豚ロースに小麦粉をまぶす姿を愛でることが出来る。

そして、このタモリ直伝のレシピで作ってみた。

このレシピは本当に美味しいのだ。

今までの生姜焼きが何だったの?っていうくらい、美味しくて簡単なのだ。

今まで私が作ってきた豚の生姜焼きは薄切りの豚肉を、しょうが・しょうゆ・酒・みりんのタレにつけ込んでいたが、タモリはそんな事はしない。

彼の調理工程は以下の5工程のみ。

①豚肉に小麦粉をまぶす

②フライパンに小麦粉をまぶした豚肉を入れる

③中火にして、スライスした玉ねぎを豚肉の上に乗せる

④タレを玉ねぎの上からかけ入れる

⑤焼けるのを待つ

フライパンには油をひく必要もない。

簡単で美味しいなんてそんな素晴らしいことはない。

タモリも番組中に言っていたが、この方法だと小麦粉により旨味が閉じ込められ、かつ、タレに漬け込まないので肉が柔らかいままのだ。

タモさん、あんた最高だよ!

生姜焼きを作るならフライパンは必須だよ!