大型の台風10号が九州に接近してきている。
毎度お馴染み流浪の番組タモリ倶楽部では世界中に点在する日本人ママの経営するスナックでオンライン飲み会を開催した。
スタジオに佇むピンクの半袖シャツに白パンツの爽やかタモリ。意外にパステルカラーの似合う男、森田一義。
「毎度流浪の番組タモリ倶楽部…と言ってるんですけども、最近はずっとテレ朝内でだけロケやってまして、流浪も何もやってない、ただのタモリ倶楽部と…」と番組の在り方にぼやく、ぼやきタモリ。
そこに右から麒麟の川島、左からは指原莉乃が登場し、指原「そんな言い方しないでくださいよ」、川島「局内は流浪してるじゃないですか!」とタモリをなだめるゲスト二人。司会進行は川島。
安定の渡辺美佐のナレーションが入る。当番組でも移動しずらくなった昨今、スナック街もまた、移動しずらい状況。そんな中、自宅にいながらママに会えるオンラインスナックが流行中。調べてみると、日本のスナックが海外にもあることを発見。そんな、貴重な海外ジャパニーズスナックにオンラインで潜入。キュートな世界基準のママに会い行くのがこの企画。
「世界のジャパニーズスナックONLINEこんなところに日本人ママ」
オンラインスナックのルールに従い、赤いソファに座り、各自でお酒やつまみを事前に用意。器に盛られたおつまみを目の前にし「スナックっぽいよな」とタモリ。
「『乾きもん』ってよく言うけどさ、それ以外のおひたしとは『濡れもん』って言うの?『湿りもん』とか言うの?」と流石の細かいツッコミ。
「そもそもスナックに行かないので、どういうところなのかあんまりわからないんですよ」と意外な指原。「嫌いじゃないんじゃないの?」とタモリが言うと、「昔から、いつかやりたいって言ってるんですよ。カッコイイじゃないですか」とイメージ先行の指原。
まずはロシアの首都モスクワから青い着物を着た和服美人のママが歩きながら登場。ところが、準備ができていないのか、「ちょっとまって」とママがカメラをわしづかみし調整。そのユルさにスタジオから笑い声が上がる。「KGBかなんか来たんですか?」とタモリ。
しばらくしてママがカメラ目線で登場するも、「あ、私、名前を言うのを忘れていた。清水恵美子と申します」と改めて自己紹介。
モスクワと東京は時差が6時間あり、モスクワでは朝の8時前だと言う。
スナックらしからぬ建物の地下に入っていき、店内を紹介するママ。看板は出ておらず、川島に指摘されると1年前にできた時、出そうと思っていたが、忘れてしまっているおとぼけエピソード。
お店に入った途端、ロシア語で誰かに話しかける知性派のバイリンガルママ。
意外に広い店内に一同驚く。ロシアではお酒を提供する店にはある程度に広さが求められるそうだ。
ママにロシアでスナックを始めたきっかけを川島が尋ねたところ、「福岡の岡本さんにそそのかされて始めた」と言うママ。岡本さんって誰?とツッコまずにはいられない回答。だが、構わずに岡本さんの話を続けるも、言葉が続かないママ。
渡辺美佐のナレーションによると、丸の内OLをしていたが、岡本さんにそそのかされてその気になった。国立でスナック修行を10ヶ月した後、夫と息子を日本に残し単身ロシアへ来て、モスクワで初のスナックを始めた。
店の名前が「清水」なのは、自由にさせてくれる清水家に敬意を表しているという。
ここでバー清水のオンライン料金を確認。
「30分+ママと乾杯 2,500円」「60分+ママと乾杯 3,500円」「60分+ママとオタク系ロシア美女と一緒に乾杯 5,500円」…となっており、オンラインスナックとしては平均的な価格設定だそう。
オプションの「ママにビール飲ませ放題500円」というものがあり、どんなサービスなのか聞いてみることに。そのオーダーが入ると、ママが目の前でビールをバンバン飲む、投げ銭のようなもの、だそうだ。
それを聞いたタモリが「ママはお酒が強いんですか?」と尋ねると、「九州女なので強いです」と答え、大分県出身ということが判明。同郷ということでテンションが上がる指原。
そこで川島がタモリにこれまでオンライン飲み会の経験を聞くと、鶴瓶とするという話が出たことがある、というビッグネームが出て「えーー!!」と指原と川島。
ロシアの飲み事情を聞いてくことに。
ロシア人と言えばウォッカのイメージだが、ウォッカを飲む人は少なく、ワインやビール、カクテルがメインだそう。指原の所属していたHKTにロシア人とのミックスの女の子がいるそうだが、彼女がウォッカをよく飲むのはキャラクターを守るためにしてたのだと納得する指原。
次はフードメニューを確認すると、「和風はるさめサラダ」「野菜スティック」など馴染みのメニューが並ぶ。「湿りものが多い」と早速、番組冒頭で作り出した言葉を口に出すタモリ。
「えびフライ丼」というメニューについて聞いてみると、エビフライにたれをかけるのだそうだが、バー・清水のキルギス人コック、アイーダに天ぷらの作り方を教えてないため、エビの天ぷらは無いそう。
スナックに勤務するホステスは全員ロシア人で、今回はママイチオシのアリサさんが登場。日本に2年留学経験があり、日本語が堪能だ。スナックで働いている経緯を訪ねると、キャバ嬢に憧れていたという答えるアリサさん。高校生の頃はギャルをやっていて、キャバ嬢のファッションに憧れたそう。アリサさんの好きなタイプは低身長の日本人。
「新鮮な豆腐を食べたい」というママのリクエストにミョウガののった冷奴を用意している指原。それを見て食べられないにも関わらず、喜ぶママ。
お次はシンガポールにある「夜間飛行」から37歳の亜矢ママがマスクをして登場。店内は昭和レトロをイメージしているという。
乾杯時にマスクをおもむろに外すと、こじるり風のルックスのママに一同「綺麗!」と歓声があがる。マスクを衣装と合わせているというママは、パンティなどは平和の象徴であることから下着に見えるようなマスクをしているそう。それに対抗し「私も昔はよくパンティかぶっていたんです」と負けず嫌いタモリ。
夜間飛行の名物はカレーとナポリタンで、今回は3人前の大盛ナポリタンを披露。
亜矢ママは、北京大学に留学していたが、中退し地元北海道に戻った。JR北海道で客室乗務員をしていたが、マーケティングの仕事に転職しマカオへ。その後シンガポール人のご主人キウイさんと出会い、シンガポールに移住し、2年前にお店をお店をオープンさせた。
が、現在、結婚10年目となるご主人とは離婚手続き中で来月には離婚する予定だとポップに説明。
「離婚したらチャンスと思うお客様が多いんじゃないですか?」と言う川島に、口説いてくる人はいない、と断言するママ。「私が面倒くさい女だってわかってるから…理屈っぽいのかな?」と言うと、あざとさが田中みな実と広中アナの中間くらい、と評する指原。
お店で流行っている「エロしりとり」を紹介するママであるが、これはママの可愛さで保てるクオリティのもので、あまりのつまらなさに一同笑うしかない雰囲気に。
「お酒を飲みながら、ママの困ってるところを見るのが楽しいんでしょうね」と川島。
最後にママの食べたい冷やし中華をスタジオで準備するが、場面がフリーズしてしまい、そのまま番組は中断。
折角準備したので、指原が食べさせるというシチュエーションで「あーん」とすると、タモリの「キャ!嬉しい!」とママが言いそうな一言で番組は終了。