タモリ倶楽部2020年7月31日放送回

ラッパーのカニエ・ウエストがアメリカ大統領選に出馬するらしく、先日、演説を行った。

そんな中、毎度お馴染み流浪の番組・タモリ倶楽部では農林水産省Youtuberに着目。

政府が奨励するStay Homeの影響により、タレントがこぞってYoutubeを始めたと説明するタモリに割って入る三四郎の二人。

登場した途端、小宮の滑舌の悪さをイジりつつ、相田のYoutubeチャンネル「じゅーじまんチャンネル」に触れてくる優しいタモリ。

相田は自分のチャンネルの説明もそこそこに企業や政府の官公庁もYoutubeを始め、中でもかなりユルめの動画制作をしている省庁があると言ったところで、岸が「それが農林水産省です」と言いつつ登場。

ゲストは三四郎の小宮浩信と相田周二、元経済産業省の官僚、岸博幸。相田は今回、司会進行だ。

タモリ倶楽部らしくないゲストの岸に対し、タモリが「ここだけ番組違うんじゃないの?」とツッコみ。小宮も「いつもと格好が違う」と乗せ、「普段はこんな感じなんです」と説明するも、相田も「この番組は普段着でいいという認識なんですね」と被せてくる。

本題である若手官僚自らがYoutuberをしている農林水産省のユルいYoutubeチャンネルを検証することに。

4人はソーシャルディスタンスを保って着席し、相田がタモリにYoutubeを見ることなどあるのかと聞くと、「船の着岸・離岸をね…」と話したところで一同笑い。

岸に農林水産省のイメージを確認すると、イケてない役所であり、理由として保守的、改革に前向きではない、比較的ダサいとのネガティブな回答。それを聞いた小宮がこれからその農林水産省が登場するが大丈夫なのか、と批判的な岸を心配する。

続いてリモートで登場する農林水産省職員たち。霞が関から5名、熊本から1名の計6名がリモート画面に映し出される。

小宮が先ほどの岸の意見について尋ねるも、6人共何も言わない農水省。微妙な間に「番組ですからテンション上げていきましょうね」と覇気の無い小宮に諭される始末。

早速、農水省のYoutubeチャンネル「BUZZ MAFF(バズマフ)」を鑑賞。MAFFとは農水省の英略語。

農水省BUZZ MAFF広報担当、松本さんの話によると2020年7月現在で175本の動画がアップされているそうだ。全国の農水省職員に公募を行い、東京(本省・霞が関)6、地方農政局9の全15チームで動画を作成しているそう。

官僚というのは世間からの批判を嫌うので、官僚自ら動画を作っていることに評価ができ、農水省がよい方向に変わっているのではと岸は好印象。

実際の動画を見るにあたり相田がタモリに「これは面白い、面白くないっていうんじゃないですから。官僚がどんなユルい動画を世間にばら撒いているかっていう、そこが見どころです」と釘を刺す。

まずは農林水産省生産局技術普及課のパンダさんによる「大人のピクニック」動画から。

パンダの頭にスーツ姿の女性が公園のベンチで一人、ご当地の飲食物をただただ食べるというもの。テロップには製品の説明が入っている。

動画を撮ったきっかけは、仕事帰りの日課を企画書に書いたら通ってしまい制作することなったそう。相田に「結構簡単に通るものなんですね」と感想を述べると、パンダさんも「私もそう思いました」と回答もユルめで好感が持てる。

更に相田が「なんでパンダを被っているんですか」と素朴な疑問にも「夫にバレたくなくてパンダに」と回答。結婚していることに驚く一同。ご主人は妻の頑張っているところを見たく無いそうで、この動画も見せていないと語ると、「頑張ってはいないと思うけど…」と核心をつく流石のタモリ。

このユルさで上司のNGが出ていないのが、ある意味素晴らしいと岸。

地方の特産物を食べる、というコンセプトを守り、計8本が上げられているそう。

2本目の動画は九州農政局地方参事官室の白石さんと大臣官房国際部国際地域課の野田さんの二人によるチャンネル「タガヤセキュウシュウ」が九州の農業を全力で紹介してみた、というもの。

冒頭で冬のボーナスの使い道がクワガタであったことを語る白石さんと、逆上がりができないまま大人になってしまったと語る野田さん。面白い事を言おうとし、お調子者を装う白石さんと自虐風だけどそれ以外に自虐することが無いんだろうな、というよい人生を送ってそうな野田さんが印象的だ。

この動画では熊本県八代市のい草農家を訪問した様子が収められている。作業着と長靴を着用し、い草の植えられた水田に入り、ぬかるみの中で動けなくなる野田さん。次はい草農家五代目の下永さんにインタビュー。畳からする香りがよかったと下永さんに伝えるも、普段から匂いを嗅ぎ過ぎており、もう何の香りかわからないと身も蓋も無い回答が素晴らしい。

動画を撮ったきっかけは、白石さんが以前から野田さんを面白い人だと思っており、カメラマンとして誘ったことから始まったそう。九州の農業を応援する動画を4月から17本もアップしているそう。

何故、Youtubeに動画を上げるようになったのかと広報部に尋ねると、農水省が届けたい情報が届いていないという悩みがあり、昨秋就任した江藤農水大臣から「今流行っているYoutuberやってみたら?」という指示がきっかけとなったそう。

岸さんによると役所の世界では大臣の意見は絶対で、全面的に服従する為、このようになったのでは、とのこと。

ここでBUZZ MAFF再生回数トップ3を紹介することに。

第三位は約2万5千回再生動画。大臣官房広報評価課広報室、梅村さんによる日本茶チャンネル。農水省の1階にある茶室でお茶を点てるというもの。

流派不明の点前で着物を着た男性職員がスーツを着た帰宅前の職員に振舞っていた。流派くらいは明記して頂きたい。三四郎の二人からは「お洒落」「今時っぽい」と好評であった。

第二位は約11万回再生。技術会議事務局研究調整課、松岡さんが故郷・宮崎弁で江藤大臣の政策にアフレコしてみたもの。

第一位は約74万回再生のタガセヤキュウシュウの花の販促動画。花の紹介をするたびにテーブルに花が増え、花に埋もれる二人。

ここで第三位の着物姿の梅村さんが官僚系Youtuberのよくある傾向を発表。「正しい日本語(公用文)かどうかが気になる」そうで、常用漢字じゃない漢字を間違って使ってないかが気になるそう。岸さんによると、役人は文章を作るのが仕事なので言葉に正確性を求められる教育をされるそう。

梅村さんは過去に「もうじ」を紹介した時のエピソードを披露。動画では「もうじ」を漢字で明記したが、「じ」が常用漢字では無いとか。ちなみにもうじとは、植物の表面に生えている毛みたいなもので、お茶をいれた時に時に表面に浮かんでいるホコリのようなものが「もうじ」だそう。

これら自由すぎる動画が出来た理由を広報部に尋ねると、他の省庁は外注して制作するところ、農水省は外部スタッフを入れず、職員自らが企画・演出・撮影・編集を行っている為とのこと。また、全ての動画は中間管理職の決済をすっ飛ばし、ハンコ無しで制作している為、このようなユルさになったそう。

ここから再度、農水省Youtuberに戻り、農村振興部鳥獣対策・農村環境課、吉村さんが参加する動画を鑑賞。農業遺産で太鼓たたき隊であるが、再生回数が少ないのが悩みのようで、タガヤセキュウシュウの野田さんに教えを乞う場面も。

吉村さんにも官僚系Youtuberの傾向について尋ねると「何にでもエビデンス(根拠)を求めがち」と回答。流石はタモリ「それはね、『エビデンス』って言葉を使いたいだけなの」と小池百合子に聞かせたい一言がキラリと光る。岸によると、外部から問い合わせがあった場合に説明できるように常に根拠を準備している為だそう。

今回はここで放送は空耳の募集をし、次回予告をして終わりとなった。

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